2018年12月11日更新

淋病が自然治癒は望めない

淋病は性感染症と言われる病気の1つです。
淋菌という菌に感染することによって発症します。
この菌はとても感染力が高いため、淋病は身近な性感染症と言われています。
性感染症と言われているように淋病は、性行為が元となり起こるのが病気です。
避妊具を使用しない性行為の他にも、ディープキスでも感染するケースがあります。

キスをするカップル男性の場合、発症すると尿道から膿のような分泌物が出たり、排尿痛といった症状を起こすのが一般的です。
女性の場合はおりものが臭うようになったり、不正出血などを引き起こすようです。
もし、このような症状を感じたら淋病を疑ってみましょう。
そして、しかるべき医療機関で適切な治療を行うのをおすすめします。

ただ、性感染症で病院に受診するのに、強い抵抗感があるという人も少なくありません。
菌による感染症ということもあり、そのまま放置すれば自然治癒しないかと考える人もいるでしょう。
感染症の中には免疫力がアップすれば、放置しても自然治癒するケースもあります。
しかし、淋病の場合はそうはいきません。
淋病は放置すると菌が体の奥の方まで侵食し、どんどん症状が悪化していくのが特徴です。

もし、放置して症状が出なくなった場合も治った訳ではなく、一時的に淋病が現れなくなったに過ぎません。
水面下ではどんどん感染を広げているので、放置するということは大変危険な行為です。

淋病をそのまま放置したことで、身体に大きな悪影響を与えてしまいます。
男性・女性共に不妊症に陥る可能性が高いです。
男性であれば精巣上体炎、女性であれば腹膜炎を発症し最悪、不妊症を招きます。

さらに、女性は淋病を放置して妊娠・出産した場合、子供に淋菌がうつってしまう母子感染が起こることが分かっています。
面倒だから・恥ずかしいからと淋病を放置したことによって、取り返しのつかないことになってしまいかねません。
ですので、少しでも身体に異変を感じたら病院で検査を受けるようにしましょう。

淋病だと分かったらパートナーも一緒に治療する

自分が淋病に感染したと分かったら、パートナーも一緒に治療するようにしましょう。
淋病を引き起こす淋菌は、非常に感染力が強い菌です。
自分が発症している場合は、すでにパートナーも感染している可能性があります。
特に淋菌は感染力が高いため、ピンポン感染を繰り返してしまいがちです。

ピンポン感染はパートナー同士がお互いに、性感染症を発症させる菌を移しあうことを言います。
ピンポン玉をお互いに打ち返すように、菌を繰り返し移してしまうのがピンポン感染です。
もし、パートナーのうちどちらか1人が淋病を発症したと分かって治療で完治させたとしても、もう1人のパートナーは既に感染している可能性が高いので、性行為をすれば完治した人も再び淋菌に感染してしまう危険性があります。

淋菌の移しあいを避けるためにも、症状が出ていない場合でもパートナーと2人で治療を受けましょう。
淋病の治療は抗生物質を用いるケースが一般的です。
セフトリアキソンという抗生物質は、静脈注射で体内に注入します。
腕への静脈注射となる場合はほとんどなので、痛みは一般的な注射程度です。

アレルギーなどでセフトリアキソンでの治療が行えないという場合は、スペチクノマイシンという薬剤での治療が選択されます。
スペチクノマイシンは筋肉注射で注入するのが特徴です。
お尻への筋肉注射となるので、静脈注射と比べると痛みは強いでしょう。

静脈注射・筋肉注射共に治療期間は、注射を打つ1回限りとなるケースがほとんどです。
しかし、淋病の症状が悪化している場合には、治療期間は伸びてしまいます。
早く病院を受診すれば、たった1回の注射で治すことができるので、淋病のような症状を感じたら早めに検査を受けるようにしましょう。

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